ホームページのゴール設定と制作会社の得意分野のミスマッチ
初めてホームページを開設される方や、これまで何度もいろいろなホームページ制作会社に依頼してきたが、検索順位が上がらない、セッションが増えない、コンバージョンが取れないとお困りの方から「どこに頼んだら良いのか分からない」という声をたくさんお聞きします。先般、過去2回、ホームページ制作を行ったが、検索順位が上がらない、セッションが増えない、予約が入らないというオーナーの方から、今はスマホの時代だからスマホサイトを作りたいとのことでオファーを頂きました。
こちらはウェディング系の事業社様ですが、これまでの経緯と現在の状況を伺い、即座に「それ間違ってます。」とお返事してしまいました。
・PCサイトを開設していたので、スマホサイトを別のドメインで作った。
・1ページにいろいろな商品がたくさんある方が、選びやすいので全てのお客様向けの商品を表示させた。
・随時情報を更新したいと言ったら、無料のブログサービスを進められて、そのリンクを貼った。
・問合せは電話が多いので、問合せは全て電話番号を表示して、それをみて掛けてもらえるようにした。
・トップページは会社名で表記して、別のページは屋号にした。
他にも沢山・・・。
「社長、残念ですが、今のまま続けても、改善は難しいと思います。」
『ではどうしたらいいの?』
「PCドメインのみ残して、全て捨てて作りなおしましょう。」
こちらの企業様の問題点は、店舗に集客したいウェブサイトなのに、システム開発会社に発注していること。システム開発が主体のホームページ制作会社の場合は、基本的にBtoBのため、エンドユーザーを集客することには慣れていません。
ホームページはゴール設定が大切です。こちらの企業様の場合のゴールは店舗集客です。システム開発会社はエンドユーザーの集客には不慣れなため、商材ごとのキーワード対策、導線設計、コンバージョンポイント設定などの得意な制作会社を選定すべきなのですが、今回のケースではホームページのゴール設定と制作会社の得意分野のミスマッチが発生しています。このようなケースがたくさん見受けられます。このケースのように、ホームページ制作会社により、主たる業務と得意分野の見極めが、失敗しないホームページ制作会社の選び方です。
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