2019年が始まって、はや3か月…。三寒四温といいますが、一日一日温かさが増し、春の訪れを実感する季節がやってきました。出会いと別れ、特に3月は年度末ということもあり、いろいろな物事が切り替わりを迎える時節でもあります。そんな中、IT導入補助金について新たな情報がありますので、ご紹介します。
IT導入補助金~2018年度の振り返りと2019年度の動向~
【2019年度】IT導入補助金 概要(補助対象事業・対象者・補助率など)
昨年度のIT導入補助金との違い
2019年度は採択数は減って補助額が大幅に増加!
ホームページ制作は対象外!?
最大450万円の補助金採択を目指すには?
【2019年度】IT導入補助金の最新情報!(2019年3月更新)
IT導入補助金~2018年度の振り返りと2019年度の動向~
2018年のIT導入補助金は、ホームページのリニューアルやシステム導入などに、最大1/2・50万円までの費用について国から補助が受けられるという制度でした。
私達、株式会社KG情報では、2018年IT導入補助金の支援事業者として、補助金を使用したホームページ制作を中心に数多くの企業様をサポートしてきました。規模の大小はありますが、補助金を利用することで金銭的な負担を軽減できたことで、喜びの声を多数いただいております。
IT導入補助金は、もともと中小規模の企業様の経営支援を目的に設立された補助金ではあるのですが、年度ごとにその内容が異なり、2018年に実施されたからといって2019年も同様に実施されるかは分かりませんでした。ただ、先日衆議院で可決された2019年の政府予算案の中に、大まかな概要が盛り込まれていました。今回はその内容と昨年までの違いをご紹介します。
※あくまで現時点(2018年3月)での情報となり、最終決定ではございません。予めご了承ください。
【2019年度 IT導入補助金 概要】
1.補助対象事業
2.補助対象者
3.補助対象経費と補助率
ソフトウェア、クラウド利用費、専門家経費等
上限額:4,500,000円、下限額:400,000円(ただし、補助対象者の実情等を踏まえて変更となる可能性がある。)
4.補助予定件数
【昨年度のIT導入補助金との違い】
- 予算100億円(2018年は500億円)
- 補助額は最大450万円(2018年は50万円)、下限は40万円(昨年15万円)
- 補助率は昨年同様1/2、補助予定件数は約6,000件(2018年は当初10万件の予算。実際は約63,000件採択)
2019年度は採択数は減って補助額が大幅に増加!
・予算・採択数は大幅に減るが、補助額が最大50万円から450万円にアップ。
補助額が最大50万円から、450万円に増えたことは大きなメリットです。
ただし、全体の予算は500億円から100億円と1/5に。補助予定件数に至っては、10万件→6千件と94%減少しています。ここから導き出される答えは、採択の難易度が上がる、ということになります。
ホームページ制作は対象外!?
また、補助対象経費についても、「ソフトウェア、クラウド利用費、専門家経費等」となっています。この中にホームページ制作が含まれるのかどうか、現在は不明ですが、各所の資料を見る限り、ホームページ単体での補助がされない見込みが高いと予想されます。労働生産性を向上させるというIT導入補助金の趣旨から見ると、ホームページだけではなく、業務効率化を図ることのできるシステムとの組み合わせなどが必要になりそうです。
→ホームページ制作にも適用可能!「小規模事業者持続化補助金」とは?
最大450万円の補助金採択を目指すには?
補助金を受けることが目的になってはいけませんが、せっかく利用できるなら…ということもまた事実。最後に、我々が考える補助金採択のポイントを紹介して今回の記事の締めくくりとしたいと思います。
補助金採択のポイント…それは、しっかりとした事業計画を練ること、です。
どのITツールを使って、どのように業務改善を図るのか。その改善が持続でき、どのように発展させていくのか。そういったことをしっかり盛り込まれた事業計画を立てることが大切です。
とはいえ、企業様だけで補助金採択に向けた事業計画を練ることが難しい場合もあります。そういう時に頼りにしていただきたいのが、IT導入支援事業者です。私達KG情報は、IT導入支援事業者として、事業計画の策定から、ITツールの選択、さらにIT導入補助金の申請までお手伝いをしてきた実績が多数あります。さまざまなケースに対応できますので、IT導入補助金をご検討であれば、ぜひ一度ご相談ください。